デザインマンホール100選 阿寒から波照間島へ旅歩き

数々のメディアに取り上げられ、一躍話題となった1冊

「デザインマンホール100選 (阿寒から波照間島へ旅歩き)」を紹介しよう。

 デザインマンホール100選

私は長年マンホールふたの研究をしており、数々の本を読んで来たが

この本ほど、マンホールふたに興味がない人でも楽しめる1冊はないだろう。

あまり気付かれていないかもしれないが

日本全国のマンホールふたは、その土地柄を生かしたデザインになっているのだ。


11年前、著者の池上和子氏が、自宅近くの「マチカネワニ(約45万年前に日本に生息していたワニ)」が

デザインされたマンホールふたに魅せられたことをきっかけに、日本全国へのマンホールふた探しの旅が

始まったとのこと。


それから約200日をかけて取材を行い、撮影したマンホールふたの写真は3000枚以上。
この本の中には著者が選りすぐった100枚と、それらとテーマが似ているデザインモチーフ400枚以上の

マンホールふたが紹介されていて、個性的で美しいマンホールふたがこんなにもたくさんあるのかと

改めて感心させられる。

 

他にもそのマンホールふたのモチーフとなった名所や特産物、文化遺産などの写真も掲載されており

本をめくるだけで、そこに行った気分にさせてくれる一冊だ。

デザインマンホール100選わに

これが著者を魅了した「マチカネワニ」のマンホールふたのページ

デザインマンホール100選富士

世界遺産にもなった「富士山」のマンホールふたのページ

 

 

全ページオールカラー。マンホールふたもカラーのものがたくさん載っている。

普通の旅に飽きた方は、こんなガイドブックをお供に、新しい旅を初めてみるのはいかがだろうか。 

 

 

【デザインマンホール100選( 阿寒から波照間島へ旅歩き)】

 

●著者 池上 修・池上 和子

●装丁 森本 良成

●発行 アットワークス/2014年2月発行
●体裁 A5判・216頁・カラー刷・ソフトカバー
●価格 本体1,700円+税 

 

 

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